2010年2月17日水曜日
渡辺香津美コンサート
昨年リリースされた渡辺香津美さんのCD Jazz Impression のツアーが,ここ高松までやってきた。
メンバーは香津美さんのギター,井上陽介さんのアコースティックベース,則竹裕之さんのドラム
曲目はAll The Things You Are や A Child Is Born といったスタンダードの他に,多くは香津美さんのオリジナル,遠州ツバメ返しやInner Wind など懐かしい曲も,さらにはコルトレーンのImpressionsまで。
とにかく全員弾きまくり,叩きまくりの熱い演奏でした。
みんな超テクニシャン。井上さんは以前にもオーソドックスなジャズセッティングで聴いたことがあったが,昨日の演奏はその印象とは違い,超絶テクニックの持ち主であることが判明。
則竹さんは初めてであったが,予想通りの巧さ。しかも,フュージョンではなくちゃんとジャズスタイルになっていた。グリップは終始フレンチに近いマッチド・グリップ。スネアのセッティングは水平。右足は常にヒールアップで足底は水平,踵が数センチ浮くくらいのレディポジションで膝から落とすキックであった。ビーターは確認できなかったがおそらくほとんどがクローズ奏法だと思われた。
香津美さんは僕がドラムを始める前,ギターを弾いていた頃からのアイドル。学生時代に何度も生の演奏に接し,その超絶さに興奮・感動したものだった。昨日も昔の興奮を思い出す演奏だった。ソロギターのライブも聴いたことがあるが,トリオでの演奏は彼の融通無碍の演奏が十二分に発揮されたものであった。最後には激しいパフォーマンスも見せ,サービスしてくれた。
一緒に行ったギタリストもノックアウトされたようだった。
コンサート後,会場でサイン会が。
三人一緒にサインをもらいました。
則竹さんが,サインのあと丁寧に笑顔で握手してくれたのには感激,さすが一流のプロは違うのだと思い,いつも無愛想な我が身を振り返って反省した。則竹さんは,演奏中も常に笑顔でメンバーとのインタープレイを楽しんでいるようでした。自分は演奏中,うつむいたり横を向いてたりすることが多いのでこれも勉強になりました。
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